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キヤノンが5D Mark IVを正式発表- DCI4Kとデュアルピクセルオートフォーカスを搭載

キヤノンが5D Mark IVを正式発表- DCI4Kとデュアルピクセルオートフォーカスを搭載

長く待ち望まれていたキヤノン5D Mark IVが、正式発表された。期待に沿って4Kビデオ内部記録に加え、デュアルピクセルCMOS AFも新搭載され、動画機能も大幅に強化されている。

Canon 5D Mark IV Front

MarkIIIの後継機、MarkIVが、いよいよ4Kビデオを搭載して発表された。61の測距点、タッチスクリーンオートフォーカスなどオートフォーカス機能が強化されているが、デュアルピクセルCMOS AFにより、動画撮影時のスムースな動態フォーカスフォローも実現している。

EF24-105mm F4L IS II USM とEF16-35mm F2.8L III USM の2本の新しいズームレンズも同時発表された。特にEF24-105mm F4L IS II USMには、動画撮影に考慮してUSMの低速駆動に対応している。

ビデオ機能のためにソニーに乗り換えたキヤノンファンにとって、これは喜ばしいニュースであり、今後また高画質の写真やビデオの撮影機材として、選択肢の一つとなろう。

4Kビデオ機能は、キヤノンのDSLRにかねてから求められていたが、今回はDCIシネマ規格の4096×2160の解像度でこれを実現している。なお、これはフルサイズのセンサー全体を使用するのではなく、4096×2160ピクセルを切り出して使用している。 また、1DX II同様、3840×2160の選択は用意されていない。

HDは1920×1080/60p、1280×720/120pをサポートする。HD記録ではセンサーはクロップされず、フルフレームで使用される。

信号処理は4:2:2/8bitで、約500MbpsのMotion JPEGで圧縮される。これは1DX MarkIIや1DCの4Kモードで使用されているものと同じ。撮影した4Kビデオから880万画素の静止画を切り出すこともできる。

静止画に対してだけだが、付属のアプリDigital Photo Professional 4を使用して、撮影後のフォーカス調整も可能。デュアルピクセルRAWオプティマイザ機能により、解像感、ボケシフト、ゴースト低減に対し補正ができる。

強化された4Kビデオ機能と先進のオートフォーカスにより、キヤノンが有力な選択肢の一つに戻ってきたが、さて、いかがだろうか?

Canon 5D Mark IV back

ファーストインプレッションやラボテストも、追って記事にする予定なので、ご期待いただきたい。

5D Mark IV は9月8日発売予定。

 

追加

多くの読者からC LogとフルHD120pについての質問をいただいた。過去にも、後にバージョンアップでLogに対応した例(パナソニックやJVC)があるので期待したいところだが、現在のところその情報は無い。

フルHD/120p記録については、C100 Mark IIでもサポートされていない。4K はクロップすることで画素数を減らしているが、HDでは全画素読み出しをしていることが原因かもしれない。

実使用によるレビューとファーストインプレッションはこちら

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