2017.1.3 Adam Plowden
2016年は多くのカメラやレンズが世に出たが、オーディオ機器はどうだっただろうか?2016年のオーディオ機器を振り返ってみよう。 サラモニック(Saramonic) CaMixer Back and front of the CaMixer. It’s powered via a standard 9V battery. この小さなプリアンプはヘッドフォンジャックを持たないカメラ、例えばα6300や6500のようなカメラで、ヘッドフォンでオーディオモニターができるようになるツールだ。サラモニック(Saramonic) CaMixerはカメラのコールドシューにマウントして、オーディオレベルをコントロールすることができる。 この機器に3.5mmジャックで2本のマイクを接続することができる他、ミニXLR入力でラべリアマイクを接続できる。また48VのPhantom電源供給も可能。入力した信号は3.5mmジャックからカメラに入力されるが、同時にヘッドフォンジャックから出力され、LCDパネルでもモニターすることができる。これにより小型のミラーレスカメラでもオーディオのモニターが可能になる。 小さな機器で価格もそんなに高価ではないが、実に便利な機器だ。購入はサラモニックのサイトでできる。スマートフォンバージョンはB&Hで購入できる。 この機器についての情報はフォトキナ2016でのレポートでも見ることができる。 Tascam DR-10Cレコーダー Tascam DR-10C remote audio recorder for microphones. ワイヤレスでオーディオを記録する場合は、モニタリングレベルは難しく、特にリモートでの操作時は苦労する。TascamのDR-10Cレコーダーはそのような問題を解決してくれる製品だ。この機器は、マイクの音声を2つのレベルで記録する。即ち、プロキシのように録音するのだ。これにより、万一高いレベルで記録した音声がクリップしていても、低いレベルで記録した音声でバックアップできる。このレコーダーはまた、トランスミッターに接続するためにループスルー出力も容易されている。 使用しているシステムによって選択できるよう、レコーダーには二つのモデルから選択できる。DR-10CSはゼンハイザーマイクロフォン用に3.5mmジャックを持ち、DR-10CHはシュアのマイクロフォン用にミニXLRコネクタを持つ。ソニーのマイクロフォン用に追加の入出力パネルを装着することも可能。 DR-10Cは、ワイヤレスでオーディオを扱う場合の問題である、ドロップアウトと混信も解決する。ワイヤレスオーディオが途切れてしまったら、撮り直しになる場合や、それもできない場合は大きな問題になる。 TascamのDR-10Cを使えば、オーディオはワイヤレスで飛ばす前で記録されているので、そのような問題を回避することができる。 ただ、残念ながら、現在は欧州でのみ入手可能だ。 詳細はInterBEE2016でのこちらの記事を参考にして欲しい。 ロード(RØDE) Rodelink Newsshooter Kit RodeLink Newsshooter Transmitter ENGで取材するレポーターやジャーナリストにとって、現場でのワイヤレスマイクのセットアップのし易さはキーだ。 RodeLink Newsshooter kitのトランスミッターはマイクのXLRコネクタに差し込むだけ、あるいはラべリアマイクの3.5mmジャックを差し込むだけでRode Filmmakerレシーバーに送信できる。込み入ったセットアップでも、マイクからカメラやレコーダーへのケーブルが不要なので、レポーターやプレゼンターは自由に動き回ることができる。 騒がしい環境では、ヘッドフォン出力が装備されているので、ヘッドフォンでモニターできる。このような機能は、他のワイヤレスシステムにはついていないことが多いので大きなアドバンテージだ。Phantom電源もXLRのマイクに供給可能なので、どのようなブランドのシステムやマイクにも使用できる。 Rodelink Newsshooter Kitについては、こちらの記事も参考にして欲しい。 Filmstro Pro Filmstro Pro music composition software and plug-in. この製品はハードウエアではない。ビデオに使う楽曲を探すのは、MusicBedやAudio Networkのような楽曲ライセンスWebサイトが数多くあり、簡単ではない作業だ。更に、シーンに完全にフィットする音楽を探すのは、もっと難しい。 Filmstro Proは多数のトラックのライブラリを保有しており、この問題を簡単にすることができる。トラックには早いアクションに合うものや、ゆったりしたアンビエントがあり、編集したり調整することができる。楽曲はキーフレームで各要素をコントロールでき、ビデオにフィットさせることができる。 cinema5Dで昨年12月から始めた“Music Month”もFilmstro Proを使っており、ここで3回にわたり映像に使い音楽について語っている。具体的には、‘momentum’と ‘depth’ と‘power’で構成される楽曲の各部分をどのように映像に当てはめるかを解説している。 Part 1: Seeing Music (for Film) – the fundamental building blocks of music Part 2: The Psychology of Music for Film Part 3: Filmstro Pro Premiere Panal – a Tutorial Filmstro ProはPremiere Proのプラグインとしても、スタンドアローンのアプリとしても使用できるが、Premiere Proと使用する場合は、ファイルのエクスポートをいちいちしなくても、アプリを行き来できる。 Filmstro Proはfilmstro.comからダウンロード可能で、“CINEMA5D”のクーポンがあれば1ヵ月無料で使用できる。 Filmstro Proの記事はこちらも参考にされたい。
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