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Spekular Core LEDライトレビュー - 変化自在なLEDライト

Spekular Core LEDライトレビュー - 変化自在なLEDライト

以前CRI が94を超えるLEDライト、Spekularライティングキットの記事をリリースした。今回、このライトを実際に試用する機会を得たのでレポートする。今回は実際の制作現場での使用となった。

Image Credit: Graham Sheldon

Spekular Core LEDライトとは?

数ヶ月にわたり、 Spekular Core LEDライトを使用したが、その内容は、製品撮影、2本のドキュメンタリー、および3ライトと1台のカメラインタビューの3つの異なるタイプのプロジェクトだった。これらの撮影で、Spekularライティングキットを全体の照明の一部として使用した。これらの撮影では、ライトのユースケースや、様々な撮影形態に対し、現実的にどのように対応できるかを主に見ることにした。

単一セクションのSpekular hair light(デフューザーなし)を使用してRED Epic DragonとSigma 50mm cinemaプライムで撮影。Joker800で背景を照明し、4バンクのKino昼光ディフューザーをキーライトとして使用。被写体の右側に白い壁からのフィルライトあり。ポストカラー操作はしていない。著作:Saybrook Productions、画像提供:Graham Sheldon

まず、 Spekular Core LEDライトはコンパクトで、スマートに設計されている。 4つのライトのパックでも17インチのラップトップパソコンのケースより少し大きめ程度だ。サイズについては申し分ない。スペースを取らず、セットアップも簡単なので、気軽に持ち運び、使用することができる。 あるプロジェクトで自分のスーツケースに入れて行ったが、その存在を意識することはほとんどなかった。移動を伴う撮影には特に有用だ。

付属のケースに収納された Spekular Core LEDライト

作りもしっかりしており、ライト自体も非常に堅牢だ。このキットには、1 / 4-20アダプター、バッテリー、数個のゲルクランプが含まれている。 Cスタンドマウントの場合は、このようなものが必要だが、ライトスタンドなら1 / 4-20スレッドが用意されている。 Dタップアダプターは、それぞれのライトに用意されており、バッテリーからの給電ができる。電源部は長時間使用した後は多少熱くなるが、タングステンほどではないので熱の心配は不要だ。

Spekular Core LEDキットは650ドルで、11.8 x 1.57 “の長さの4つのライトが含まれる。 各ライトは、150Wのタングステン光に相当する。 1本だけではほとんどの場合、キーライトとしては不十分だが、3~4本使うと十分明るい。この場合、様々な形で組合すことができるので、照明状況に合わせて柔軟に対応できる。

Lots and lots of shapes with the Spekular Core LED. Image Credit: Spekular

ライトは様々な形にすることができるが、リングライトにすることもできる。このライトは柔らかな光なので、ファッション写真などでは非常に重宝されるだろう。撮影形態に合うようなら、このライトは十分にお勧めできる。

ただ、技術的には様々なライトの形を作ることができるが、被写体に映り込むライトの形を考えると、あまりにも奇妙な形で使う機会は無いだろう。例えば、クローズアップでは、慎重に照明しないと、被写体の人物の目に照明が映り込む場合がある。インデペンデンス・デイ: リサージェンス(原題: Independence Day: Resurgence)のためのマーケティングキャンペーンを撮っているのなら分からないでもないが、そのようなケースは相当ニッチな使い方だ。

コマーシャルやスクリプティング、あるいはドキュメンタリーでは、 Spekular Core LEDライトは有用だが、主に全体の照明の一部として利用することになるだろう。例えばフレームに入らないように照明器具を置く場所を探す場合などでは、Spekularライトは大変有利だ。 あるプロジェクトでは1本を使い、明るさを半分にして、ラップトップパソコンのキーボードに光を当て、その状態で俳優を撮影した。パソコンは実際には電源が入っていなかったが、それらしく表現できた

Schneider Blue True Streak 2mmフィルターを装着したRED Epic Dragonで撮影したプロダクトビデオ。著作:Dell、画像提供:Graham Sheldon

電源は、電源を持つ1本から4本すべてに供給される。各ライトに独立して電源を供給し、各シーンで使用したい場合は、650ドルの「コアキット」には含まれていない、いくつかのライトを購入するか、拡張キットを購入する必要がある。

各ユニットの接続は簡単ですぐできる。しかし、ある忙しい撮影日に、私は2本のライトをしっかりと接続していなかった。電源をしっかり接続していなかったので電気が行かなかったのだ。ただ、これはピンの接続がやり難いとかではなく、単なる操作ミスだった。

前述したように、光の質は、各セクションがLEDを覆うオパールのようなプラスチックで内部拡散するので、実に柔らかい。私は柔らかい光を好んで使うが、付属のプラスチックゲルクランプを使ってゲルを追加することはなかった。ゲルクランプは効果的なものだが、扱い難いというのもまた事実だ。

キットの価格は650ドルで、妥当なところだろう。クローズアップの撮影では、小さく、素早くセットアップできるので、気軽に使ってしまった。消費電力も小さいので、大げさな電源システムも不要だ。

Spekular Core LEDキットは、セッティングに関しても時間とスペースを削減できた。Spekularライトがあれば、全てに対応できるとは言わないが、持っていればかなり多くの場面で活躍するだろう。

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