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Samsung(サムスン)が30TB SSDの量産を発表

Samsung(サムスン)が30TB SSDの量産を発表

Samsung30.72TBの容量を持つ2.5インチのSSDを量産すると発表した。価格は発表されていない。エンタープライズシステム向けで、15.36TB7.68TB3.84TB1.92TB960GB、および800GBもラインアップされる。

30TB

2016年初にFixstar 13TB SSDが発表され、記事(英語)にした。当時、驚きを持って伝えられたのだが、わずか2年後に30TBのSSDが導入されたわけだ。

Samsung 30TB 2,5″ SSDの概要

いよいよ小さな2.5“の筐体に30TBというとてつもない容量が収まる時代が来た。Samsungは、HDDからSSDへの移行を推進している。しかし、SSDの残る弱点のひとつは価格だ。 1TBの3.5インチHDDは50ドルで購入することができるが、2.5インチSSDでは約300ドルで、おおよそ6倍の価格になる。もちろんSSDの寿命を考慮する必要があるが、それにしてもまだまだ高価だ。

同社が2016年3月に導入した15.36TBのSSDから2年後に30.72TBが発表されたが、これはまさにムーアの法則に添っている。価格もそのうち低下していくだろう。

下はこのSSDの仕様に関する記述。

32 of 1TB NAND flash packages, each comprised of 16 stacked layers of 512Gb V-NAND chips. Based on a 12Gb/s SAS interface, this SSD features random read and write speeds of up to 400,000 IOPS and 50,000 IOPS, and sequential read and write speeds of up to 2,100MB/s and 1,700 MB/s, respectively.

要約すると、このSSDは1TB NANDフラッシュモジュールを32個搭載しており、各モジュールは16層の512GB V-NANDチップで構成されている。このSSDは12GB / s SASインターフェースを持ち、最大ランダム読込/書込速度が各400,000 IOPSと50,000 IOPS、最大シーケンシャル読込/書込速度が2,100MB / sと1,700MB / sとのことだ。

ちなみに、同社の普及型SSD、850 EVOの最大シーケンシャル読込/書込速度は、それぞれ540MB / sと520MB / sだ。

30TB

なお、同社は30.72TBモデルに加えて、今年後半に15.36TB、7.68TB、3.84TB、1.92TB、960GB、および800GBのラインナップを拡充する予定。

まとめ

繰り返しになるが価格の発表はされていない。ハイエンドの製品なので30TBモデルは安くなることはないだろう。参考までに、前出の15TBモデルは11.500ドルを少し上回る。

さて、このドライブは映像制作にはどうだろうか?安全面から言えば、大容量の1つのドライブに全ての貴重な映像データを入れておくべきではないだろう。複数のドライブにデータを分散する方が現実的だ。しかし、映像データの大容量化が進めば、将来はこれくらいの容量が普通になるのだろうか。

リンク: Samsung(英語)

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