KISTAR 85mm f/1.4 - オールドレンズのテイストを持つ中望遠
CP+2018でKISTARブランドから中望遠のKISTAR85mm f/1.4が発表された。KISTARブランドでは、55mm f/1.2、35mm/f1.4に続く3本目のレンズとなる。
「KISTAR」というレンズブランドはご存知だろうか?木下光学研究所というレンズメーカーが作っているレンズだ。同社はKISTARブランドのレンズを3年前から作り始めたが、最初のレンズはKISTAR55mm f/1.2で、これはレンズマニアの間では有名な富岡光学製のTOMINON 55mm f/1.2を再現したレンズ。
木下光学研究所は、富岡光学でTOMINON 55mm f/1.2の光学設計を担当された木下三郎氏が興した会社で、木下氏は当時の技術者とともにKISTAR55mm f/1.2を製作した。
今回ビデオでご説明いただいた木下 勤氏は木下光学研究所の代表取締役社長で、木下三郎氏の息子さんだ。
さて、今回発表されたKISTAR85mm f/1.4は他のKISTARシリーズが持つ特徴を継承しており、開放で柔らかく、絞るとシャープさを増していくという特性を見せる。
製造方法も1970年当時の製法を採用し、1本ずつ丁寧に仕上げられている。まさに古き良き時代のレンズが再現されたブランドと言える。
主な仕様
焦点距離 | 85mm |
口径比 | 1:1.4 |
絞り(手動) | 開放~F16 |
フォーカス(手動) | ∞~0.8m |
レンズ構成 | 5群 6枚 |
画角 | 29° |
最大径×長さ | φ70mm×76.9mm |
フィルター径 | φ67mm |
質量 | 542g |
マウントタイプ | KCYマウント |
価格と発売時期
希望小売価格は133,400円、既に発売済みで同社のWebサイトから購入できる。