スマートフォンで映像制作をしているなら、耳寄りな情報がある。DreamGripだ。各種スマートフォンをマウントできる他、アクセサリーも取り付けることができる優れもののグリップだ。
スマートフォンの画質の向上は驚くばかりだが、スマートフォンを使用した映像制作も増えつつあり、そのレベルも向上している。Cinema5Dでも以前、“スマートフォンでシネマライクな映像を撮る10のチップス“を載せたが、その後のスマートフォンの作品も素晴らしい成果を上げている。これに従って、スマートフォンでの撮影をサポートするアクセサリーも目立つようになってきた。
香港のメーカーでカナダのバンクーバーにもオフィスを持つDreamGripは、2015年8月以来、スマートフォン向けのリグを発売している。その後、開発を続け、この度、新製品を発売した。
DreamGrip スマートフォン用リグの概要
- レンズマウント位置の調整ができるので、各種スマートフォンを使用することができる。
- フィッシュアイ、ワイドレンズ、2倍のテレコンバーター、3倍のテレコンバーターなど各種レンズ使用可能。
- アンドロイドとiOS用の無料アプリで、Bluetoothでリモートコントロール可能
- 2個のコールドシュー
- アクセサリー取り付け用の1/4-20のネジ穴
- 52mm CPLフィルター用アダプター
ひとつ考慮しておかなければならないのは、Bluetoothを使用して撮影する場合のバッテリー持続時間だ。外部バッテリーをどこにマウントできるか定かでないが、追加バッテリーをどこかにマウントできそうだ。ただ、全てのスマートフォンに対応できるわけではなさそうだ。
以下はサムソンのS6とS7をマウントしたプロモーションビデオ。幾つかのクリップはもう少し安定しても良さそうだし、多くのショットは画面の端でシャープネスが失われている。多分スマートフォンのワイドレンズの影響だろう。是非ご自分で見て、判断していただきたい。
DreamGripのスマートフォンリグの事前販売キャンペーンが先週の金曜から始まっている。もし興味があればIndieGoGoのサイトをご覧いただきたい。初期250台は予約済みのメンバーに、69ドル(送料別)で用意されている。いろいろなバージョンがあるが、プロフェッショナルパッケージは299ドル(送料別)だ。これにはベーシックリグとアクセサリー、各種レンズ、ショットガンマイクロフォン、2個のLEDライト、そしてドリーが同梱される。 出荷は2017年の2月初旬を予定している。
DreamGripは来年1月5日~8日にラスベガスで開催されるコンシューマーエレクトロニクスショー(CES)で展示される。もしCESに行かれるなら、是非ご覧いただきたい。