2018.3.8 Kiyoshi Inoue
武蔵オプティカルシステムがCP+でOptMag for Full-Frameを発表した。これはフルサイズセンサーを搭載したカメラにスーパー35mm PLマウントレンズをマウントできるレンズアダプターだ。会場で同社の後田 尚輝氏にお話を伺った。 同社はテレビ用やシネマ用のフジノンレンズの販売を行っていると同時に、シネマカメラにB4レンズをマウントするためのアダプターや、4K対応の3/4レンズをシネマカメラにマウントするレンズアダプターも製作している。 OptMag for Full-Frameもこのようなレンズアダプターのひとつで、数あるsuper35mmのPLレンズをフルサイズのセンサーを持つシネマカメラで使用できる。 価格はオープンだが、市場参考価格は65万円とされている。 武蔵オプティカルシステムのWebページはこちら。
続きを読む2018.3.7 Kiyoshi Inoue
マンフロットはCP+で、フォト用三脚befreeの改良版befreeアドバンスを展示した。befreeに比べて耐荷重の増加など多くの改良が図られている。ソニーα専用のbefreeアドバンスAlphaもラインアップされている。会場で同社の上原 康充氏にお話を伺った。 befreeはマンフロットのコンパクト三脚として好評を得ているが、今回展示されたのは上位モデルの位置付けのbefreeアドバンス。縮長40㎝のコンパクトさを保ちながら、耐荷重が従来の4Kgから8Kgに増加している。また新たに開発されたボール雲台にはフリクション調整とパンロックのノブが追加され、ロック強度が高まったことにより重いカメラやレンズにも対応している。 また、設計と素材の全面的な見直しにより三脚の剛性も向上しており、最大耐荷重が8kgまで対応している。なお、三脚のロック方式はL(レバー)とT(ツイスト)が選択できる。 展示会場では、ソニーとのコラボから生まれた、ソニーαカメラ専用のbefreeアドバンスAlphaも出展。これは、befreeアドバンスに付属する汎用プレートの代わりに、ソニーのα7、α9シリーズ専用のプレートが付属している。 価格はいずれも29,704円(税込み)で現在発売済み。 マンフロットのWebサイトはこちら。
続きを読む2018.3.6 Kiyoshi Inoue
CP+2018でKISTARブランドから中望遠のKISTAR85mm f/1.4が発表された。KISTARブランドでは、55mm f/1.2、35mm/f1.4に続く3本目のレンズとなる。 「KISTAR」というレンズブランドはご存知だろうか?木下光学研究所というレンズメーカーが作っているレンズだ。同社はKISTARブランドのレンズを3年前から作り始めたが、最初のレンズはKISTAR55mm f/1.2で、これはレンズマニアの間では有名な富岡光学製のTOMINON 55mm f/1.2を再現したレンズ。 木下光学研究所は、富岡光学でTOMINON 55mm f/1.2の光学設計を担当された木下三郎氏が興した会社で、木下氏は当時の技術者とともにKISTAR55mm f/1.2を製作した。 今回ビデオでご説明いただいた木下 勤氏は木下光学研究所の代表取締役社長で、木下三郎氏の息子さんだ。 さて、今回発表されたKISTAR85mm f/1.4は他のKISTARシリーズが持つ特徴を継承しており、開放で柔らかく、絞るとシャープさを増していくという特性を見せる。 製造方法も1970年当時の製法を採用し、1本ずつ丁寧に仕上げられている。まさに古き良き時代のレンズが再現されたブランドと言える。 主な仕様 焦点距離 85mm 口径比 1:1.4 絞り(手動) 開放~F16 フォーカス(手動) ∞~0.8m レンズ構成 5群 6枚 画角 29° 最大径×長さ φ70mm×76.9mm フィルター径 φ67mm 質量 542g マウントタイプ KCYマウント 価格と発売時期 希望小売価格は133,400円、既に発売済みで同社のWebサイトから購入できる。
続きを読む2018.3.5 Kiyoshi Inoue
CP+2018で、中国のメーカーKiponが3種類の新しいオートフォーカスレンズアダプターを発表した。 これらのアダプターにより、キヤノンEFレンズを富士フイルムのミラーレスカメラに装着することができる。 上記のうち1種類はEFレンズを富士フイルムのGFX50Sに装着するアダプターだが、これについては、今回のインタビューでは触れていない。 他の2種類は、富士フイルムのX-T2やX-H1用となっている。 これらの新しいオートフォーカスアダプターは、レンズの有無で2つの種類がある。レンズ無しの方は、焦点距離が短くなり、レンズの明るさが1stop程度上がるフォーカルレデューサー(スピードブースター)として機能する。 価格はレンズが有る方(EF-FX AF)は約30,000円、無しの方(EF-FX AF 0.7x)は約45,000円で、発売は今月末を予定。 KIPONのWebサイトはこちら。(英語)
続きを読む2018.3.4 Kiyoshi Inoue
マウスコンピューターが4K編集もストレスなくこなすハイエンドのラップトップPCをCP+2018で発表した。オリジナルの筐体に最新のハードウエアを詰め込んだビデオクリエーター御用達のラップトップだ。会場で同社の営業統括部 森 裕貴氏にお話を伺った。 ビデオ編集は、特に4Kや高ビットレートの映像ファイルを扱う編集は、主にデスクトップパソコンで行っているユーザーが多いだろう。デスクトップならスペース的にも放熱的にも高性能パーツを組み込むことができる。 しかし、ラップトップでは小型に作る必要があり、高解像度や高フレームレートのビデオ編集をストレス無くこなすラップトップパソコンとなると、総合パソコンメーカーのものではあまり目にすることが無い。 今回マウスコンピューターから発表されたDAIV-NG7620シリーズは、CPUにインテル Core i7-8700 を使用し、グラフィックカードにGeForce GTX 1080を使ったクリエーター向けハイエンドラップトップパソコンだ。ディスプレイには3,840×2,160の解像度を持つ17.3型のLCDパネルを採用している。 また、外部ディスプレイとの接続用にHDMI 1系統と、2系統のmini DisplayPortを搭載しており、最大 3,840×2,160 1,677万色の出力が可能。当然ながら外部4Kモニターでモニタリングできる。 ストレージは機種により異なるが、上のビデオにあるDAIV-NG7620S2-SH5-DGPでは480GB のSSDと1TBのHDDを内蔵している。実際の編集では恐らく外部にRAIDドライブを接続することが多いだろう。外部ドライブとの接続にはUSB3.0/3.1とEthernetが用意されていて、USB3.1のうち1系統はThunderbolt3と共用される。 DAIV-NG7620シリーズはまさにプロのビデオ編集者向けのラップトップパソコンだ。これにより、場所を選ばず編集を行うことができる。 価格はDAIV-NG7620S2-SH5-DGPの場合349,800円 (税別)でカスタマイズも可能。同社のWebサイトからもオーダーできる。 主な仕様はこちら。
続きを読む2018.3.3 Kiyoshi Inoue
東芝メモリ株式会社は、3月1日~4日にパシフィコ横浜で開催されているCP+2018で、ビデオスピードクラス90(V90)に対応したSDカードEXCERIA PRO(エクセリア・プロ)N502を発表、展示している。会場で同社のパーソナルストレージ企画部 長谷氏にお話を伺った。 ビデオスピードクラスとは、SDメモリーカードでどの程度の映像記録レートに対応できるかを知る目安として2016年2月に制定された新しい規格。遅い方からV6、V10、V30、V60、V90の5種類があり、数字は1秒間に読み書きできるデータの最低保証速度を表している。例えばV90なら1秒間に90MB以上のデータ転送速度を保証していることになる。 従来はUHSなどのスピード表示が使われていたが、ビデオスピードクラスはよりビデオ撮影を意識して策定された規格だ。具体的には圧縮の度合いにもよるが、4KならV30以上、8KならV90が理想的だろう。 今回発表されたEXCERIA PRO N502は最大読み出し速度270MB/秒、最大書き込み速度260 MB/秒のスペックとなっており、4Kや8Kの収録に対応するとしている。 容量は32GB、64GB、128GB、256GBの4種類。会場では同社ブースの他、富士フイルム、オリンパスのブースでも展示される。 東芝メモリーのプレスリリースはこちら。
続きを読む2018.3.2 Kiyoshi Inoue
パシフィコ横浜で開催されているCP+でテクニカルファームが面白い製品を展示している。カメラボディとレンズの間にマウントしてフレアを意図的に付加するアダプターだ。 Technical Farm Flare Adapter テクニカルファームは国内で主にレンズや三脚の修理を行っている会社。その他マウント変換アダプターなど、カメラやレンズ周りのアクセサリーも手がけている。 そのテクニカルファームが、面白い製品をCP+で出展している。「TF-Flare Adapter」という商品で、ソニーのEマウントカメラと、PLあるいはEFレンズの間に挿入する。 アダプターは外筺がすりガラス風になっており、このままでは完全に露出オーバーになってしまう。そこで、このクリアな部分を黒いテープや手で覆い、その加減でフレアを意図的に作り出すというもの。仕掛けとしては単純なものだが、通常の環境ではフレアを意図的に出すのは難しい場合もある。 静止画では調整してシャッターを切ればよいが、動画の場合は慣れが必要かもしれない。 価格はEFバージョンが58,000円、PLバージョンが80,000円で、現在発売済み。 テクニカルファームのWebサイトはこちら。
続きを読む2018.3.1 Kiyoshi Inoue
ティアックのプロ用オーディオ機器ブランドTASCAMから発売されているポータブルPCMレコーダー、DR-701DのファームウエアVer2.00が発表された。ドイツのSennheiser(ゼンハイザー)社とパートナーシップを締結し、Ambeo VR micなどのアンビソニックス全天球音声収録に対応した。 ティアックは現在パシフィコ横浜で開催されているCP+で展示している。上のビデオは同社の音響機器事業部、佐藤えり沙氏へのインタビュー。 ファームウエアのバージョンアップの説明の前に、DR-701Dについて簡単に説明しておこう。 これは、4系統のXLR入力と内蔵ステレオ・マイクで計6チャンネルを持つポータブルPCMレコーダー。DSLRやミラーレスカメラでの収録時、外部オーディオレコーダーとして高音質で音声を収録することができる。 小型軽量で、カメラとともに三脚にマウントし、外部マイクや内蔵のステレオマイクでライブオーディオを収録することができる。 さて、今回のファームウエアVer2.00で新たにアンビソニックス音声収録に対応、VRオーディオの収録が可能となった。アンビソニックスとは、全天球の音声収録技術。4個のマイクで収録した音声で全天球音声を作り出す。アンビソニックス自体は以前からある技術だが、近年のVR映像の増加に伴い、注目されている。 ティアックはDR-701Dでアンビソニックスでの録音を実現させるため、ゼンハイザーとパートナーシップを締結し、ゼンハイザーのアンビソニックス対応マイクAmbeo VR micなどの音声をDR-701Dで収録できるようにした。 なお、アンビソニックスにはマイクから出力されるAフォーマットと、これを再生用の4チャンネル全天球音声に変換したBフォーマットがある。DR-701Dはどちらのフォーマットも収録できるほか、Bフォーマットをステレオでモニターすることも可能。更に、B formatはAmbixとFUMAの各ファイルフォーマットを選択可能、全入力のトリムを一括して操作可能なGANG動作モード搭載、マイクポジション選択機能、4チャンネル収録と同時にステレオミックスの収録が可能など、多くの機能も搭載している。 Ver2.00ファームウエアは、こちらから無償でダウンロードできる。 DR-701DのWebページはこちら。 ファームウェアVer2.00のプレスリリースはこちら。 ゼンハイザーAmbeo VR micのWebページはこちら。 フジヤエービックのショップサイト TASCAM DR-701D SENNHEISER AMBEO VR MIC
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